【第三話】英語も話せないのに、一人で初海外ホームステイ

学生時代

そこから気持ちは一気にホームステイ。

これまでに海外はおろか、国内でも飛行機に乗るような遠出はしたことすらなかった私。

英語も全く話せないのに。

とりあえず、大学生協で海外語学研修(ホームステイ)を斡旋する会社を見つけて、お申し込み。

治安や金額、行きやすさなどを考え、

カナダでの3週間のホームステイ・語学学校通学を決めました。

カナダへ出発の日、母が空港まで見送りに来てくれたのですが

母子ともに飛行機搭乗の勝手がわからず

飛行機出発30分前(搭乗開始時刻)からセキュリティチェックに進むという

グランドスタッフさん泣かせをやらかした私。

出国審査が終わって免税店に出ると、私を探すスタッフさんが迎えに来て

駆け足で私をゲートまで案内してくれました。

カナダに到着後、斡旋会社スタッフさん(日本人)が迎えに来てくれて

他の学生4〜5人をワンボックスカーで、それぞれのホームステイ先の家まで送ってくれました。

私はステイ先の家に、最後に到着。

迎えてくれたのは、元気なホストマザーと、その子供の7歳の女の子と、4歳の男の子。

英語に慣れていなさすぎる私は、ホントに一言も出てこなくて

ただひたすら笑って突っ立ってるのが精一杯。

そんな私をよそに、ホストマザーがスタッフさんに色々と話しかけていて

私も一緒に聞いてはみたのですが、全く何言ってるかわからず。

そのままスタッフさんは帰って行ってしまいました。

幸いにもホストファミリーはとても良い人たちで

英語がわからない私に、簡単な単語を、ゆっくり、わかりやすく発音してくれたので

最低限必要なことは少しは理解できていたと思います。

初日のディナーはファミリーがよく行くお寿司屋さんに連れて行ってくれて

そのあと、とある近所の家に到着。

「明日からこの家にいる留学生と一緒に語学学校に行くのよ」と言われました。

その留学生は今は部屋で休んでいるとのこと。

その日はその留学生には会わずに、ステイ先に戻りました。

翌朝、ステイ先から徒歩1分程の、留学生の家へ。

出てきたのは、同世代の男性。動物で例えると”クマ”って感じ。

お互い軽く自己紹介しながら、一緒に学校に行くことに。

ホストマザーからの説明で、学校へはバスで行けるということは

何とか聞き取れてはいたけど、具体的にどこから乗って

どこで降りるなどは、全く理解していなかった私。

ただひたすら彼について行き、家からバス一本だけど大体1時間近くかけて

何とか学校に到着できました。

留学生の彼はO太郎といい、関西から来たとのこと。

同じ学校ではあるけど、クラスは別なので

学校に着いてからはそれぞれの教室に。

私のクラスは英語超初心者クラス。

中に入ると15人程留学生がいたのですが、まさかの全員日本人

しかも女9割。

心の片隅、いや、ど真ん中で、

”一人くらいはイケメン外国人いるかな〜”

なんて期待していたのにっ!

こんなん日本にいるのと一緒じゃん!!

きっと、クラスのみんな、そう思っていたと思います。

そんなこんなで私の初カナダ生活が始まりました。


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