【第八話】はじめての、解雇

社長も初めて人を雇ったのが私と先輩で、そこから約1年。

先輩は社会人経験もあり、前職でも広告に携わっていたので

仕事にすんなり対応できていたのですが

私はというと、社会人未経験で、広告もビジネスマナーも

何もかもイチから教える必要があり

そこまでやっていられない、ということで退職勧奨を受けました。

今日から退職までの1ヶ月は

会社には来なくていいから、次の仕事を探してくれ、と。

先輩みたいに仕事をこなせていなかったのはわかってはいたけど

まさか自分が、仕事を始めてたった1年で

クビになって辞めることになるとは、思ってもみませんでした。

翌日から出勤もせず、自宅で呆然と過ごすだけ。

ショックもあってか、すぐに仕事を探せずにいました。

そして1ヶ月後、いよいよ退職となった日。

次の仕事はまだ決まっていないと言うと

社長から、ある紙を渡されました。

それは、離職票。

私はそれを、人生で初めて受け取りました。

社長によると、それをハローワークに持っていくと、

給付金が受けられるとのこと。

よくわからないながらも、後日、その用紙を持って、

言われた通り、ハローワークに行きました。

ハローワークの担当の人に手続きをしてもらい

とある日を指定されました。

その日にまた、ハローワークにこれば、給付金が振り込まれるとのこと。

卒業後1年で無職になったことに

はじめこそショックを受けて落ち込んでいたけど

日に日にその気持ちも薄れていき、仕事もしないのにお金がもらえる

ラクさに慣れていきました。

広告・Web・マスコミの転職はマスメディアン

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